どんな職業でも言えるかもしれないけど、業務を円滑に遂行するうえで資格の有無ってそんなに関係ないですよね

 

はじめに

 8月のくそ暑かった出勤日に「今日、なんか業務スピード遅くない?」と思うことがありました。その原因をつぶさに調査していたところ、ある職員によって全体の業務スピードを遅れていたことが判明しました。しかもその職員は介護福祉士の資格をもっていたのです。ちなみに、その職員が出勤していない日は「仕事がうまく進んでいるなあ」と思うことが多々ありました。そこで、介護業務をこなすうえで資格の有無ってほとんど関係ないんじゃないかと思ったのです。

 

 というわけで今回は介護業務を円滑にこなすうえで、介護福祉士の資格の有無はさほど関係ないのではないかということを説明します。

 

 方法としては、先述したある職員(以下Aさんとする)を事例として扱います。

 

業務を円滑に遂行するうえで資格の有無はそんなに関係ない

介護福祉士の資格をもっていても仕事が遅いAさんの話

 はじめにでも記述したように、Aさんは全体の業務スピードを遅らせているわけなんですけど、具体的にどのように遅らせているかをここでは記しましょう。

 

 たとえば、利用者Bさんの就寝介助での話です。多くの職員はBさんの就寝介助を15分以内に終わらせることができるのですが、職員Aさんは20分以上費やしてしまいます。就寝介助と言っても、口腔ケア、排泄介助、更衣介助の三つなのですが、Aさんはそれら3つをこなすのに他の職員よりも時間を費やします。

 

 しかも、他の職員よりも特段丁寧というわけでもないのです。口腔内に残滓が残っていたり、パットの位置がずれていたりしているのです。

業務を遂行するうえで資格の有無はそんなに関係ない

 Aさんの事例をみてみると、介護福祉士の資格をもっていても仕事を円滑にこなすことができることは必ずしも担保されていないようです。もちろん、介護福祉士の資格をAさんには保持しているので、介護知識に関しては介護福祉士をもっていない職員よりもあるのかもしれません。

 

 しかし、いざ介護業務をこなすということになると、Aさんは円滑に仕事をこなすことができません。ということは、n=1なので普遍化は困難なのは重々承知ですが、資格の有無と円滑な業務遂行にはそんなに関連性がないのかもしれません。

おわりに

 今回は、介護福祉士の資格をもっているにもかかわらず、介護業務を円滑にこなすことができないことをAさんの事例を使用して説明しました。

 

 もちろん、介護福祉士の資格をもっているに越したことはないのかもしれません。しかし、資格の保持が円滑な仕事の遂行とかならず関連していないということは頭の片隅にとどめておいた方がいいかもしれませんね。

 

 それでは。

 

後付け

 ちなみに介護福祉士の資格をもっていると業務手当がつく事業所が多いです。なので、手当ほしさに資格をとるのも一つの手でしょう。今回はそんな方に以下のサイトをご紹介します。

 その名もかいご畑です。かいご畑の目を見張るところはなんといっても「働きながら0円で介護資格をとれる」ところでしょう。

 もし、「資格はとりたいけど、会社から手当でないしなあ」とお悩みの方、一度利用してはいかがでしょうか。