廃用症候群、それは忍び寄る静かな敵!
登場人物
- 田中さん:80歳のおばあちゃん。ちょっと心配性で、転倒が怖い。
- 佐藤さん:田中さんの娘。仕事が忙しく、母親を心配している。
ストーリー
ある日、田中さんは自宅で転倒してしまい、軽い打撲傷を負いました。幸い大事には至らなかったものの、佐藤さんは心配し、母親に安静にするように厳命しました。
1週間後
テレビを見る以外、ほとんど動かない生活を送っていた田中さん。
田中さん: ああ、退屈だねぇ。何もすることがないよ。
佐藤さん: ママ、安静にしてって言ったでしょ!転んだら大変だから。
2週間後
ようやく家事をする許可が出た田中さん。しかし、いざ動こうとすると、体が思うように動かない!
田中さん: あれ?あれ?立ち上がれない?
佐藤さん: ママ、どうしたの!?
3週間後
杖なしでは歩けなくなり、家事をするのも困難になった田中さん。
田中さん: ああ、もうダメだ。こんなんじゃ何もできない…
佐藤さん: ママ…
1ヶ月後
すっかり寝たきりになってしまった田中さん。
田中さん: ああ、もう人生終わった…
佐藤さん: ママ、どうしてこうなっちゃったの!?
実は…
田中さんが寝たきりになった原因は、転倒の怪我ではなく、廃用症候群だったのです!
廃用症候群とは、安静にしすぎることによって筋力が低下し、関節が固まってしまう症状のこと。高齢者は特に注意が必要です。
教訓
転倒は怖いですが、適度な運動は高齢者の健康維持に欠かせません。
オチ
佐藤さんは、田中さんを介護施設に入所させることを決意しました。
田中さん: えーっ!施設なんて嫌だ!
佐藤さん: ママ、もうあなた一人では生活できないでしょ!
田中さん: わかったわよ…
介護施設職員: ようこそ!
田中さん: うう…
こうして、田中さんは施設でリハビリに励み、少しずつ元気を取り戻していくのであった。
教訓
廃用症候群は、誰にでも起こり得るものです。転倒予防はもちろん、適度な運動を心がけましょう!
終わり