転ぶことを許容することも必要なのでは?

介護施設とか病院とかで、「転倒防止」の旗印をもとに、居室にセンサーを設置することってあるじゃないですか。

 

これって明示されているわけではないんですけど、「絶対とはいかないまでも、転倒させてはいけない」という暗黙的ルールが隠されているわけですよね。

 

でも、よくよく考えると、健常者でも転んだりすることはありますよね。日々の生活の中で。

 

もちろん、一部の高齢者は転倒したら、その後は常時ベッド上での生活を送らなければならない状況に陥るケースが多くなることは重々承知しています。あと、転倒した際に、もろもろのコストがかかりますしね。

 

しかし、そのような転倒を許容しない環境を設定してしまうと、本人の身体的な自由はともかく、職員の業務の激増にもつながってしまうのではないでしょうか。