正月に餅を食べる理由は、大きく分けて以下の2つです。
- 歯固めの儀
正月に餅を食べる習慣は、平安時代に宮中で行われていた「歯固めの儀」に由来します。この儀式は、お正月に硬いものを食べることで歯を強くし、長寿や健康を願う行事です。その儀式で硬い鏡餅が食べられており、その風習が現代に続いています。
- ハレの日の食べ物
お正月は特別な「ハレの日」であるため、餅を食べてお祝いするという理由もあります。ハレの日とは非日常という意味であり、節目や折り目を表します。成人式や結婚式など、人生の節目となる日には、餅や赤飯でお祝いをする風習が今も残っています。
また、餅は長く延びて切れないことから、長寿を願う意味も含まれています。
正月には、鏡餅のほかにも、お雑煮やおしるこ、磯辺餅など、さまざまな餅料理が食べられます。
