介護業界のイメージが悪いから人手不足なのだろうか

はじめに

春のにおいがほのかに香る3月の中旬に何気なくとある介護事業所経営者のTwitterを拝見しました。

そのTweetは「介護業界の人手不足は有名人を多数そろえたイベントなどをやっても解消しない」と高らかにつぶやいていました。

そのTweetをみて私は「こんなんだから、介護業界って人手不足なんだろうなあ」と深くため息をついてしまいました。

つまり、何が言いたいのかというと、介護業界の経営者が介護のイメージが悪いから介護業界に人材が集まらないと本気で思っていた(もしくは故意的に悪いイメージのせいにしていた)ということ自体が人手不足の一要因なのではないかということです。

いい加減イメージうんぬんじゃないという現実を直視したらいかが?

どういうことかといいますと、介護施設の経営者は業界の悪いイメージをいいわけに雇用条件をまともなことにしてこなかったのではないかということなのです。

多くの方がご存知のように、介護職は他の業種と比較して賃金が低いです。また、サービス残業もざらです。つまり、雇用の条件が他業種に比べて悪いのです。

それに加えて、認知症の方ともコミュニケーションをとらなければなりません。この心労はご家族に認知症の方をもたれた方にわかっていただけると思います。

で、このような劣悪な雇用条件を「介護業界のイメージが悪い」という免罪符で経営者は何とか維持してきたのです。

しかし、多くの方々は業種のイメージを職業選択のさいにそこまで重視するでしょうか。それよりもむしろ、労働条件や労働環境を重視するのではないでしょうか。

つまり、多くの介護業界の経営者は現実から背をそむけ、空想に浸っていたのではないでしょうか。まるで、中2病の少年のように。

おわりに

つまり、多くの介護業界の経営者は現実から背をそむけ、空想に浸っていたのではないでしょうか。まるで、中2病の少年のように。

科学的な根拠や、統計は今回しようしていないので、これが事実とはいえません。

ただ、おそらくそこまで的をはずしてはいないのではないかなあとも思っています。


根拠はないですが(笑