男性の排泄介助に拒否傾向のある利用者の排泄介助をするために私がとった方法を紹介します

はじめに

 

「男の方にそんなこと(排泄介助)をやってもらう必要はありません!」「男の人がなんでこんなこと(排泄介助)をするんですか!やめてください!」

 

男性介護士なら一度は女性の利用者にこんな拒否をされたことがあるのではないでしょうか。私は頻繁にあります。笑

 

もちろん女性の介護士が勤務しているならば、その女性介護士に男性拒否の利用者の排泄介助をしてもらいます。しかし、慢性的な人手不足の介護業界。男性のみしか勤務していない時間帯(とくに夜勤帯)というのがどうしても生じてしまうんですな。

 

んなわけで、男性拒否の利用者に対しても男性職員が排泄介助をする必要があるんです。これって結構苦痛なんですよ。だって、こちらは仕事として正当なことをしているのに罵倒されるわけですから。メンタルが持ちません…笑。

 

そこで、どうにかして男性拒否の利用者の排泄介助をする方法がないか色々調べたり、実験したりしてみたんです。すると、最近ある方法をとると男性拒否の利用者でも私の排泄介助に拒否をしめさなくなったんです。

 

今回はその方法をご紹介します。あらかじめ言っときますと、その方法とは、「女性になりきる」というものです。

 

男性拒否の利用者に介助する方法とは?

 
女性になりきる

 

「なんだよ…そんなことかよ」「俺もそんくらいならやったことあるはボケ!」と思った男性介護士の方、ちょっとお待ちください。今回ご紹介する「女性になりきる」方法はひょっとするとあなたがやった方法とはちょっと違うかもしれません。

 

どういうことかと言いますと、私がやったのは「利用者と仲が良い女性職員」の完コピをしたんです。つまり、単に声をできるだけ高くしたり、普段以上にやさしく接したりしたというだけではないんですね。

 

具体的には、まず話し方からその利用者と仲が良い女性職員のまねをしました。それに加えて、声の抑揚もできるだけマネしたんです。

 

もちろん、利用者に「あんた○○さん?なんかいつもとちょっと違うような…」と疑問に思われることもあります。でもそんなときは「ちょっと最近風邪ひいちゃって…」という伝家の宝刀を引き抜きます。これ結構利用者に納得してもらえるんですね。しかも、私の体調の心配までしてくれるというおつりつきで。笑

 

こんな感じで男性拒否の利用者にも、男性である私が排泄介助をできたわけです。

 

おわりに

 

今回は男性拒否の女性利用者への男性介護士の排泄介助対して私が実践した方法を紹介しました。ただ、私が実施したなかでは100%成功したのですけど、あくまで一人の利用者を対象にしたものですので普遍性があるかと問われればぶんぶん首肯することはできません。

 

ただ実際のところ、介護現場では男性拒否の利用者に対して男性職員がなんとか排泄介助をしなければならないという場合も多々あるわけです。そんなときぜひ今回ご紹介した方法を使っていただければなと思います。

 

まあ、普段から男性拒否の利用者と仲良くしている女性職員をよく観察しておく必要があるわけですが。笑

 

今回はここらへんで終わりにします。それでは。