介護職同士の「コミュニケーション」はたしかに大事だ。しかし、それは「おしゃべりをする」ことではない、という話

f:id:posesshion111:20190407151603p:plain

いらすとや

 

はじめに

 

おはようございます。nombre imaginaireです。

 

「介護職はコミュニケーションが大事だ!」などとよく喧伝されています。

 

たしかに介護職は、交代をしながらも、利用者に24時間対応しなければならないので、情報の伝達という意味でのコミュニケーションは非常に重要です。

 

しかし実際のところ、現場で行われている「コミュニケーション」は「おしゃべり」に堕していることも多々あります。単に上司の愚痴を言うだけで、仕事の話はほとんどしないみたいな。

 

というわけで今回はなぜ介護現場でのコミュニケーションが「おしゃべり」に堕してしまうことがあるのかを考えてみたいと思います。

 

介護現場で「コミュニケーション=おしゃべり」となってしまうのはなぜか?

 

ストレスが溜まりすぎている

 

まず考えられるのが、介護職員のストレスが蓄積されすぎて「おしゃべり」をせずにはいられないといったものです。

 

皆さんご存知の通り、介護職をはじめ一般的にサービス業といわれる業種はストレスが溜まりやすいです。変なやつにもお客様として対応しなければならない場面があるわけですから。

 

んなわけで、情報の伝達よりもまずは愚痴を言ってストレス発散しようと考えてしまうのかもしれませんね。

 

「コミュニケーション=おしゃべり」だと勘違いをしている

 

次に考えられるのが、「コミュニケーションっておしゃべりのことでしょ」という勘違いです。

 

私はコミュニケーションの専門家ではないので正確かどうかは保証できませんけど、コミュニケーションの主目的って意思を伝達することなのではないかなあと思うわけです。つまり、「おしゃべり」はあくまで意思を伝達するための一手段なのであって、それが目的というわけではないないと思うのです。

 

まあただ、日ごろから「おしゃべり」するような関係を構築していないと、正確に意思伝達することが困難かもしれないですけどね。

 

コミュ障?

 

そして最後に、実は「おしゃべり」をしてしまうのは「コミュ症」だからではないか、と言う憶測です。

 

「いや、コミュ症ならおしゃべりできないだろ。アホか」と思われるかもしれません。

 

しかし、よくお考えください。先ほど書いたコミュニケーションの定義に沿えば、単なる「おしゃべり」は意思の伝達というよりも単なる吐露になってしまっているではないですか!

 

ということはコミュニケーションが正確にとれているとは言えないのではないでしょうか。つまり、コミュニケーションに何らかの難をかかえている「コミュ症」と換言できそうです、

 

おわりに

 

今回は介護現場では「コミュニケーション」が「おしゃべり」に堕落してしまっている要因を考えました。

 

要因を、

 

ストレスが溜まりすぎている

「コミュニケーション=おしゃべり」だと勘違いをしている

コミュ障?

 

の3つで説明しました。

 

別の記事でどうやったら本当の意味でのコミュニケーションを介護現場でとれるようになるのかを考えたいと思います。

 

今回はこんな感じです。

 

もしよろしければ、ご参考になさってください。</p

 

 

 

 

 

 

おススメの本

介護といったこのマンガですよね!

相談を受けたとき「でもさ~」といわない方がよいですよ、という話

f:id:posesshion111:20190408151558p:plain

いらすとや

 

 

はじめに

 

こんにちは。nombre imaginaireです。

 

皆さんが働いている職場に「こいつには相談したくないなあ」という同僚っていませんか?

 

私にはそんな風に思う同僚がいます。

 

なぜその同僚に相談したくないと思ったかというと、私が介護現場で働き始めて間もないころ暴言を吐く利用者への対応に困りその同僚に相談したところ、

 

でもさ~、それって仕方がないことだからさ。そんな暴言を吐かれても我慢すればいいんじゃない?私も言われているし」。

 

とあしらわれてしまったためです。このとき私はものすごく不快に感じました。

 

この経験から、私は相談を他人から相談を受ける際に「でもさ~」と相手の話をへし折るような対応をすべきではないと思うようになりました。

 

というわけで今回は相談を受けたら「でもさ~」といわない方がよい理由を3つ紹介します。

 

 

「でもさ~」といわない方がよい3つの理由

不快な感情を与える

まず第一に、不快な感情を与えるためです。

 

先ほども書いたように私が同僚に相談をして「でもさ~」と返答されたとき、私が抱いた感情は「不快だわ~」というものでした。

 

その不快さはまるでじめじめした部屋でずっと耐え続けなければならないようなあの不快感のようでした。

 

このように、相談をしたのに反論してしまうと相手に不快な感情を与えかねません。

 

相談されなくなる

第二に、相談をされなくなるためです。

 

相談への回答に相手が不快感をおぼえてしまうと、それ以降相談しようとは思えなくなります。

 

たとえば、上司に何かしらの作業ミスを報告して「なにやってんだお前は!」と激怒されたら、次ミスをしてしまったとき相談しにくくなりますよね。

 

むしろ、「どうしてミスをしてまったのだろう。一緒に考えてみよう」と解決策を一緒に模索してもらえる方が次回も心置きなくミスを報告できるのではないでしょうか(もちろんミスは減らすよう工夫は必要でしょうけど)。

 

孤立する

そして最後に、孤立してしまうためです。

 

それもそのはず相談しようとしたのに受け止めてくれないしまして否定的なことをいわれるんですから、誰も相談しようとはしなくなりますよね。

 

軽い会話を交わしてくれる同僚はいるかもしれませんが、多くの同僚は深い会話をするのを避けようとするでしょう。

 

なので、孤立してしまうというわけです。

 

おわりに

 

今回は相談を受けたとき「でもさ~」といわない方が良い理由を3つ紹介しました。

 

その3つとは、

  • 不快な感情を与える
  • 相談をされなくなる
  • 孤立する

といったものでした。

 

忙しいとつい相手のことを考えられなくなるときがあるので、日ごろから注意をして相手の相談になりたいものですね。

 

今回はこのへんで終わりにします。

 

もしよろしければご参考になさってください。それでは。

 

 

 

 

 

おススメの本

介護といえばこのまんがでしょう。

新入職員がいる前でため息をつくのを辞めるべき理由

f:id:posesshion111:20190408151558p:plain

いらすとや

 

ICタグでスマートな介護記録!【Care-wing 介護の翼】

はじめに

 

 この記事では、新入職員がいる前で先輩職員がため息をつくのを辞めるべき理由を説明します。

 

 これは去年私が新入職員として現在の介護現場で働きはじめてから実際にやられたことで最終的には仕事を辞めたくなってしまったことが背景にあります。

 

 なので、実際に介護現場で働き始めている方、もしくは現在、後輩の指導をしている先輩職員の方にぜひとも読んでいただきたいです。

 

 この記事をお読みいただくことで、新入職員の方はあらかじめ対策がたてられるかもしれません。また、指導係の先輩職員には「こういったことに気をつければいいのか」と知っていただけると思います。

 

 以下では、私の体験談をもとにして新入職員の前でため息をつくのを辞めるべき理由を3つ提示します。

 

 結論からいうとその3つとは、

 

  • いやな気分になる
  • 質問がしにくくなる
  • 辞めたくなる

 

となります。

 

ため息をやめるべき3つの理由

 

いやな気分になる

 

 私は今の職場で働くまで全くといっていいほどの介護初心者でした。初任者研修は受講していましたが、それでも受講内容はほとんど忘れてしまっていました。

 

 なので、シーツ交換といった初歩の初歩から先輩に指導してもらう必要があったのです。

 

 私は手先が器用ではないので、シーツ交換も最初の頃はてまどっていました。そんなとき私のぎこちないシーツ交換をみながら先輩職員が「ふぅ~」とため息をついたのです。

 

 もちろん、その先輩職員は疲労が蓄積して思わずため息をついてしまったのかもしれませんが、私からしてみれば自分の作業がぎこちないためにイライラしてしまったのかなあと思ってしまうわけです。

 

 その後、私は「なんかごめんなさい…」とちょっとしたネガティブな気分になってしまいました。

 

質問がしにくくなる

 

 そのため息のあと、私はため息をついた先輩職員のみならず、他の先輩職員に自分がわからない業務に関する質問をしにくくなりました。

 

 ちょっとした被害妄想に陥っていたのかもしれません。しかし、まったく新しい環境で新しいことをするというのは精神をナイーブにさせてしまうのです。

 

 質問がしにくくなった私はその後、ミスをするようになってしまいました。

 

辞めたくなる

 

 先述のように、自分が分からない業務に関する質問がしにくくなったため、ミスが起きるようになりました。

 

 精神的にネガティブになっていた私は先輩職員に質問をしたらため息をつかれてしまうのではないかという不安と、ミスをしてしまっている申し訳なさに押しつぶされそうになっていました。

 

 そしてとうとう「もう、辞めようかな…」と思うようになってしまったのです。

 

おわりに

 

 この後、私はなんとか立て直すことができました(その方法については別記事で書きます)。

 

 もちろん、私はもともとネガティブな思考に陥りやすいという性質があったため、自ら墓穴を掘った部分もあるでしょう。

 

 しかし私のようにネガティブな性質を持っていないにしても、新入職員の方々は新たな環境での出来事にあるていどナイーブになっているのではないでしょうか。

 

 なので、先輩職員の方にはぜひとも新入職員はこんなことで簡単に「辞めたい…」と思ってしまうんだということを肝に銘じて指導をしていただきたいです。

 

 もしよろしければご参考になさってください。

 

 

 

おススメの本

最近読んだマンガの中で一番おもしろかったです。

これから介護職は「英語」が必要になるかも

f:id:posesshion111:20190413155821p:plain

いらすとや 

はじめに

 

この記事は現在介護事業所で働いている職員、もしくはこれから介護職になろうかなと思っている方に向けて書いています。

 

さて、2019年度に外国人介護士の受け入れが拡大されます。これから介護現場に外国人の方が増えるかもしれません。

 

なので、英語でちょっとした会話ができるようになる必要があるかも。

 

しかし、この記事では違う理由でこれから介護職には英語が必要になることを説明します。

 

その理由とは、「科学的ケアをするには英語の文献も読む必要がでてくるから」というものです。

 

 

科学的なケアをするには英語論文も読む必要がある

 

そもそも「科学的なケア」とはなんでしょうか。

 

この記事では、「経験によらず、科学的な手法で効果が実証されたケア」と操作的に定義しておきましょう。

 

では、次に科学的なケアをするには英語論文を読む必要がある理由を説明しましょう。それは2つあります。

 

第一に、日本語文献のみだと最先端の研究を追えない可能性があるからです。

 

もちろん、日本語の文献だけでもどのような研究がなされているのかを知ることは可能です。

 

しかし一般的には、英語で書かれた論文の方が最新の研究を追うことができます。

 

これは大学でなぜ英語の文献を購読するのかを考えればよくわかるでしょう。

 

第二に、より効果のあるケアが可能になるかもしれないからです。

 

英語で書かれる論文はアメリカやイギリスのみの研究とは限りません。ヨーロッパやアジア、アフリカなどいろいろな国で行われた研究もしばしば英語で書かれます。

 

なので、私たちは英語の論文を読むことでいろいろな国のケアを知ることができるのです。

 

もちろん、他国のケアが日本で行われているケアよりも必ず効果があるというわけではありません。

 

しかし、日本のケアで疑問がある場合は、他国のケアを参考にすることでより効果のあるケアをすることができるでしょう。

 

おわりに

 

今回はこれから介護職は「英語」が必要になるかもしれない理由を、外国人介護士の増加という点ではなく、科学的なケアをするためという点で説明しました。

 

いかがでしたでしょうか。もしよろしければご参考になさってください。

 

参考Web

 *1 みんなの介護「第576回 介護分野に5年間で6万人の外国人労働者を受け入れる見込み!「求める日本語能力」に介護現場と介ホ協で温度差が・・・」(参照URL:https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no576/)

 

 

おススメの本

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

よくばり英作文
価格:1404円(税込、送料別) (2019/4/13時点)

楽天で購入

 

私はこれをAnkiというアプリに入れて、何回も復唱しています。

「自分がされたら嫌なことはしない」ってケアで有効?

f:id:posesshion111:20190407151603p:plain

いらすとや

ICタグでスマートな介護記録!【Care-wing 介護の翼】

はじめに

 

介護業界では、利用者にケアを提供する際しばしば「自分がされたら嫌なことはしない」という根拠のない言説が常識のように唱えられます。

 

たしかに、「自分がされて嫌なこと=相手がされて嫌なこと」ことも多少あるでしょう。

 

しかし、その等号が成立しないことも多々あるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、自分がされて嫌なことが相手がされて嫌なことと必ずしも等号ではないと私が考える理由を説明します。

 

「自分がされたらいやなことはしない」が利用者のケアにとって大して有効ではないと思う理由

 

ではまず仮に「自分がされて嫌なこと=相手がされて嫌なこと」がすべての状況に有効と仮定しましょう。

 

そうすると極端な話、私(ケアの提供者)が自分は排泄介助されるのが嫌だから、相手(利用者)も排泄介助をされるのが嫌だろうと思い、利用者に排泄介助をしないということになります。

 

これは明らかにおかしいでしょう。なぜなら、利用者が排泄介助をしないでほしいという要望を何らかのかたちで提示しているわけでないからです。

 

つまり、利用者は排泄介助をしてほしいかもしれません。

 

したがって、「自分がされて嫌なこと=相手がされて嫌なこと」が全ての状況に有効という仮定は成立しないのです。

 

とすると、「自分がされて嫌なことはしない」というケアの有効性は多少低下する。

 

では、ここでさらに「利用者に有効なケアでなければ、それは『自分がされて嫌なことはしない』という言説に反するケアをしているから」という場合を考えてみましょう。

 

この命題は常に成立するだろうか。もちろん常に成立するわけではありません。

 

たとえば、私が将来食事介助をされるいやだなあと思っているとします。しかし、規則正しく食事をとることは排泄を促したり、生活のリズムを整えるという点でケアとしては有効性をもっています。

 

つまり、先の「利用者に有効なケアでなければ、それは『自分がされて嫌なことはしない』という言説に反するケアをしているから」という命題に反例が存在することになります。

 

したがって、「自分がされたらいやなことはしない」が利用者のケアにとって有効であるかどうかは怪しいと言えるのです。

 

おわりに

今回は「自分がされて嫌なことはしない」という言説が利用者のケアに有効なのかを考察しました。

 

方法として、背理法と、対偶で命題が成立しないことを使用しました。

 

その結果、「自分がされて嫌なことはしない」という言説は利用者のケアにとって対して有効ではないことを述べました。

 

もしよろしければご参考になさってください。

 

それでは。

おススメの本

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

認知症ケアの考え方と技術第2版 [ 六角僚子 ]
価格:2592円(税込、送料無料) (2019/4/12時点)

楽天で購入

 

読みやすいです。

介護(職)ってやさしさ必要?

f:id:posesshion111:20190408151558p:plain

いらすとや

はじめに

 

介護職をしているとしばしば利用者に言われるのが、「介護してるんなんてやさしいんだねえ」というありがたいお言葉。

 

しかしそんな言葉とは裏腹に、私はまったく「やさしく」ありません。笑

 

たとえば、私は電車でちょっと元気な高齢の方には席をゆずろうとはしません。ほかにも道で目的地が分からない人に道を尋ねられても、「すいません、知りません」と(本当は知っていても)対応してしまいます。

 

そんなやさしさの欠片もない私ですけれど、利用者に「やさしいねえ」と言ってもらえる時ふとあることが思い浮かんだんです。

 

それは「介護(職)ってやさしさ必要?」ということです。

 

最初のうちはバファリンのように介護には半分ていどの「やさしさ」が必要なのかと思っていました。

 

しかし、よくよく考えると「介護って『やさしさ』必ずしも必要ではないんじゃね?」と考えるようになったんです。

 

では、私がなぜ介護に必ずしも「やさしさ」が必要ないと考えたかというと、それは3つの理由があります。

 

その3つとは、

 

1.やさしいといつまでたっても仕事が終わらない

2.利用者を依存させてしまう

3.自分が疲れる

 

です。

 

以下で詳細に説明します。

 

 

「やさしさ」が必要とはいえない3つの理由

 

1.やさしいといつまでたっても仕事が終わらない

まず第一の理由として、やさしいといつまでたっても仕事が終わらないというものがあります。

 

これは仕事をするさいあらゆる場面で利用者を最優先させてしまい、自分がやるべき作業を時間内に終わらせることができないということです。

 

たとえば、以前私は自分のサービス提供中にコールが鳴って別の利用者を支援してしまい、もともとサービスを提供していた利用者に迷惑をかけてしまったといったことがありました。

 

このように、「やさしさ」はやるべき仕事を完了できなくする可能性があるのです。

 

2.利用者を依存させてしまう

第二の理由は利用者を依存させてしまうというものです。

 

これは一度介護職を経験されたことがある方ならわかっていただけると思うのですけど、利用者にやさしくしすぎると、「〇〇さんのサービスじゃないといや」という利用者が出てくるときがあります。

 

もちろん、そのように指名してもらえるのは職員冥利に尽きるのですけど、それでは現場は回らなくなります。

 

3.自分が疲れる

最後に、自分が疲れるからです。

 

多くの人が他人にやさしくするとは思います。しかし、他人に「やさしく」するのって正直疲れませんか?

 

介護現場では、暴言や暴力が激しい利用者に対しても、反撃することなく気持ちを静めてもらうためになだめる対応をしなければならないことが多いです。これは精神的にくるんですよねえ。

 

対応が終わったあと、フルマラソンを終えたようなぐったり感を憶えることもあります。これは自分だけかもしれませんが。笑

 

以上の3つの理由があります。

 

おわりに

この記事では、介護(職)に「やさしさ」が必ずしも必要ない理由として,

 

1.やさしいといつまでたっても仕事が終わらない

2.利用者を依存させてしまう

3.自分が疲れる

 

の3つを紹介しました。

 

この記事をみて、介護は「やさしく」なければできないと意気込んでちょっと疲れが出てきてしまっている方が少しでも安らいでくれれば幸いです。

 

それでは。

 

おススメの本

介護でストレスがたまってしまったあなたに。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド [ 鈴木祐 ]
価格:1512円(税込、送料無料) (2019/4/10時点)

楽天で購入

 

私もイライラした時、見直してイライラを抑えています。

 

介護スタッフとして優秀な職員が管理職になると現場を混乱させてしまう理由

f:id:posesshion111:20190408151558p:plain

いらすとや



はじめに

 

こんにちは。nombre imaginaireです。

 

皆さんの職場に尊敬されている職員っていませんか?

 

その職員が尊敬されているのは仕事が丁寧でしかも速いなどといった理由からでしょう。

 

介護業界は慢性的な人手不足なので、こういった優秀な職員は即座に管理職に登用されやすいです。

 

しかし現場では優秀だった職員が管理職になると、現場が疲弊してしまうことがあります。

 

今回はそんな現場では優秀だった職員が管理職になると現場を疲弊させてしまう3つの理由を紹介します。

 

結論からいうと、理由は次の3つに分類されます。

  •  自分の経験が全職員にあてはまると思いこんでいる
  •  プレーヤーとして働いてしまう
  •  中立的な立場をとれない

では以下で詳細に説明します。

 

 

介護スタッフとして優秀な職員が管理職になると現場を混乱させてしまう理由

 

自分のやり方が全職員にも普通にできると思いこんでいる
 

まず第一に、自分のやり方が全職員にも普通にできると思いこんでいるということです。

 

優秀な職員には自分の仕事の型をもっています。たとえば、入浴拒否を訴える利用者に入浴してもらえるような対応の仕方などです。

 

しかし、他の職員はそのような対応ができません。それにもかかわらず、できないと「なんでできないんだ」と思ったり、口に出したりしてしまいます。

 

そうすることで、他の職員のやる気をそいでしまうのです。

 

プレーヤーとして働いてしまう

 

第二に、自分がプレーヤーとして働いてしまうためです。つまり、部下が行っている作業を我慢して見守るということができないのです。

 

そのため部下の仕事が遅れているとしなくてもいいのにもかかわらず、手助けをしてしまいます。そして、部下に「私のこと信用してないのかなあ…」と思われてしまうのです。

 

この行為は部下の仕事への士気を下げてしまいます。その結果、現場が円滑にまわらなくなってしまうのです。

 

中立的な立場をとれない

 

最後に、中立的な立場がとれないからです。

 

優秀な職員は仕事に関する自分の確固とした考えをもっています。そのため、「あぁ、仕事めんどくさ~」などやる気のない職員に対して攻撃的な態度をとってしまうのです。

 

しかも職場にはそこまで仕事への士気が高くない職員も多いので、多くの職員が優秀な職員の攻撃的な態度に愛想をつかしてしまいます。

 

その結果、部下は優秀な職員の指示に従わなくなったり、聞いたふりをして無視するようになります。

 

おわりに

 

今回は優秀な職員が管理職になると現場が混乱になってしまうという話をしました。

 

いかがでしたでしょうか。もしよろしければご参考になさってください。

 

それでは。